公園、支援センター、スーパーのガチャガチャ。おもちゃ屋さんや保育園・幼稚園の降園時…
様々なシーンで「遊ぶ‼︎」「帰りたくない‼︎」の一悶着ってありますよね。
特に言葉を使えるようになって、自分の意思を強く示すことができるようになる2歳過ぎからは、スイッチが入ると何でもイヤイヤをするようになります。
これは成長においてとても大切なことで、抑制(ブレーキ)を自分でコントロールするためには、自己主張(アクセル)というのが必要不可欠になります。自分で気持ちの折り合いをつける練習の一つで、親として教えてあげられる場面です。
とはいえ、毎日となると一緒にいる保護者の方も嫌になり、その一連がいちいち面倒で、スムーズに事が進まないイライラも生まれますよね。
私の周りのママ達もそれで悩んでいる方が多く見られるので、そういう時期なんだなと思います。
園での経験を家庭でも活かせる方法が幾つかあり、おかげさまで2歳半くらいから、娘とのやりとりがうまくいっているような気がします。
一人一人個性があるので、どれが当てはまるかは分かりませんが、ヒントの一つとして見ていただければ幸いです。
前準備
[信頼関係を築く]
こんなのは、生まれた時から当然のように無償の愛情で育まれてきたことでしょう。
しかし、2歳過ぎになると言葉を理解し、言葉で伝えようとすることができるようになってきており、今のこの時期に、より深い信頼関係をいかに築くかが鍵となっていると感じています。
具体的には…
•1度約束したことは子どもが忘れているかもしれないが必ず守る
•「できないものはできない」「今これくらいまで(例:5分だけ)ならできる」ときっぱり伝え、約束をブラさない
→今日は少しだけというときには、「今日は特別だよ」ときちんと伝える。(主導権が大人)
おしまいと伝えた後の「もう帰ろうよ」のダラダラ時間を無くす。(これでは主導権が子ども)
・きちんと話を聞いてくれて約束を守った時には、当たり前に思わず精一杯褒める
以上の3つを繰り返し行い、親が約束を聞いてくれる存在であることを理解させ、約束を聞いてくれるなら約束を守ろうという意識を作っていくようにしていきました。
また約束を守ったことに対してきちんと見てくれている存在を示すために、もっと遊びたかったけど1度やめられてえらかったというプロセスを褒めてあげるのもポイントです。
[時間を意識する]
2歳過ぎには時計が効果的です。まだ時計が読めなくても繰り返し伝えていくことで、時間を意識し始めます。
娘とのやりとりでも遊びの終わりに見通しを持たせるために、時計を取り入れていました。
時間になると「いやぁぁ〜」と言いつつも、傍で私がそそくさとお片づけをし始めていると、片付けの時間だということは頭に入っているようで、半泣きで片付けをし始めたりしています。
もちろんこの時も、遊びたかったのに我慢して片付けをできたことを褒めて次に繋げようとしています。
本番(外出先での「帰りたくない」の対処)
前準備として、信頼関係の構築により、お互いの受け入れ口が広くなっていることと思います。
上記で記した、時間を意識して見通しを持たせ、終了時間の"もうちょっと"をこちら(親)が余白の時間を設けてあげる。
(遊びが軌道に乗っているときには様子を見て、キリのいいところを子どもと相談しながら終着点を示します。)
それでもうまくいかないときは約束をきちんと果たして強制的におしまいにします。
今はできないけど、明日の朝一番にやろう!(具体的な時間がポイント)や、家に帰ったら〇〇してみようか!と、次に意識がいく声かけも効果的です。
また、強制的にではありますが、一旦やめられた事実に対して褒めてあげると、頑張った甲斐があります。
気持ちを抑制する練習を日々重ねていくときっと成長に繋がると信じています(^_^)
しかし、抑制ばかりでは窮屈になるので、できなかった時にどうしていくかをきちんと話すといいと思います。
まだ遊びたい気持ちやできなくて悔しい気持ち、我慢できた強い気持ちなど、子どもの気持ちに寄り添い共感しながら、親子共々成長していけたら嬉しいですね❗️
大事なことは、今はできなくてもいつか続きが必ずできる安心感です。
これを基本にその子に合った対応ができると良いですね❗️
娘が買い物袋を持ちたいけど、歩きたくない。
そして、もう持ちたくないとイヤイヤが重なった時↓ 笑