『子育ては心理学でラクになる』
の本の著者は、メディアでも大活躍のメンタリストDaigoさん。
以前から旦那が、とても勉強家であるDaigoさんを尊敬しており、心理学を通して様々な分野で本を出版していたのは知っていました。
読むのが苦手な私でも、Daigoさんの本はとても読みやすく一気に読み進められるのが好きで、我が家には7冊の本があります。
その中でも私の一番興味のある子育てに関する本を出版していたので、購入に至りました。
75.6%の親が子どもにイライラしているという事実という項目では、アメリカの教育情報誌によると「乳幼児期をイライラした家族に囲まれて過ごすと、実年齢より幼くふるまい、成長してから問題を起こすようになる」という傾向が多く見られるという記述がありました。
私は元から感情的になりやすかったのですが、子育てが始まってから特に喜怒哀楽が激しくなったので、自分自身困っていました。
そして最近は、私が妊娠していて思うように動けないことや旦那の仕事が忙しくてずっと子どもと一緒&全ての家事を1人でこなすのに疲れててイライラしていた時は、娘もイライラしていて、とても悪循環な時間を過ごしていたので、はっとしました。
その結果、あの年末の夫婦喧嘩に娘を巻き込んでしまい猛反省しています。
やはり、感情的になるのはやめようと強く決心した一文でした。
そして、イライラしない子育ての秘密が明らかに!という、とっても魅力的な項目が✨
健康心理学者であるケリー・マクゴニガルによると「潜在能力を引き出す力」には、「やる力」「やらない力」「望む力」の3つだそうです。これをウィルパワーと呼ぶそうです✨
この感情の起伏をコントロールするためにアンガーマネージメントを学ぶなどをしてきましたが、私の意思の甘さもありうまくいきませんでした。そして、この著者を読んで"イライラしたらどうするか"ということにしか目を向けていなかったことに気付きました。
イライラの前には何か理由があり、それが解決出来ないからイライラしていて、そこで「やる力」「やらない力」「望む力」のウィルパワーを上手く使って怒りを他の活力に使えたらベストなのだと学びました。
いつもイライラしてるなと感じていることを書き出して、どんな風に対処できたらいいかを考えました。
イライラすること
[家事をやろうとすると子どもがかまってほしいと言う
《やる力》子どもを抱きしめてかまってほしい気持ちを共感&いっそのこと相手をする。
《やらない力》家事はやらない。別な時間にやり、終わらせたい気持ちを作らない。
《望む力》子どもが1人で遊べる時間に家事を終わらせたい。
[日中いくら動いても夜寝つくまで時間を要する]
《やる力》子どもを寝かせる環境をつくる。
《やらない力》寝かせようとしない。
《望む力》私がイライラしないで、すーっと寝られるようにしたい。
特に「やらない力」というのが、目から鱗でした。やりたいけど、やらない(制御する)ことををあえてつくることで、すべきことと今はしなくていいことの気持ちの断捨離ができて、自分の中の許容範囲が広がりました。
また、制御する力をコントロールすることで、感情をコントロールする練習にも繋がると思います。
最近は私が言ったことに対して、娘が「しなーい」「食べなーい」と言って物事がうまく進まないことにイライラしていたのですが、ウィルパワーを頭に入れて行動することで、自分の物差しで考えようとしなくなり、「じゃぁどれする?」「何したかったの?」と寄り添う余裕が生まれました。
著書の中にはその他にも、子どもが心を閉ざす危険な言葉や何度も言いたい!やる気を引き出す7つの言葉があり、自分が子どもだったら…親に言われたら…と考えるととても納得のいくもので、改めて意識しなければと引き締まる思いで読み進めました。
娘はまだ2歳10ヶ月の幼児ですが、思春期を迎える10年後、15年後も子どもに寄り添い一緒に成長できる親でありたいと思える1冊でした(^^)